賢治/やまなし
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『やまなし』
遠山繁年・絵
偕成社
リトグラフによる作品。水中を思わせる自由闊達な線と、独特の色使いにより不思議な雰囲気をかもし出した作品。「幻燈」のイメージを良くあらわしている。
『画本 宮澤賢治 やまなし』
画 小林敏也
パロル舎
版画による作品。青と黒で描かれているが、様々な青をシーンによって使い分けている様は見事。魚を描く角度や、影の描写がすばらしく、迫力ある画となっている。
『やまなし Wild Pear』
Translated by C.W.Nicol & Gan Tanigawa
Artwork by Kim Tschang Yeul
物語テープ出版
英語・日本語対訳版のやまなしだが、イラストは異色。地図やダンボール、新聞紙、グラフ用紙についた水滴でやまなしの物語を表現している。英語の訳も、かなり独創的な表現となっている。
『宮沢賢治「やまなし」の世界』
西郷竹彦著
黎明書房
やまなしにまつわる疑問点を、仏教的観点を中心に一通り分析している。やまなし研究の代表的な一冊。やまなしを詳しく知りたい場合はまずはこの本を。
『宮澤賢治殺人事件』
吉田司
太田出版
現代ではともすると聖人扱いされがちな賢治に対して、当時の社会状況等を踏まえて鋭く切り込んだ賢治論。賢治好きの方には是非オススメしたい一冊。
順次紹介追加予定
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